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十輪院:火難守護の寺として有名で、伊能忠敬が休憩した宝蓋松がある田川新四国霊場の本部寺

十輪院(下今任)

もと京都仁和寺(御室派)の末寺で、松霊山延命寺十輪院と称した真言宗のお寺です。現在は和歌山県の高野山金剛峯寺に属し、本尊は鎮火地蔵尊。火難守護の寺として有名です。鎮火地蔵尊のお札を台所に貼っておくと、火事にならないと言われ、檀信徒に喜ばれています。また伊能忠敬が九州測量のおり、十輪院で休息したという記録が残されています。田川新四国霊場の本部であり、四国八十八か所の第1番札所でもあります。また、本堂内の木彫の龍神さまをなでてお参りすると願い事が叶うと言われています。

十輪院の本尊

鎮火地蔵尊(地蔵菩薩)

十輪院の由緒

『享保二年、小倉城主二代小笠原忠雄公が江戸の藩邸にいる時、大火災が起った。勢いが激しく館に火が燃え移るのを防ぐことが出来ずにいると、一人の怪僧が殿上に現れ、火をくい止めた。その僧は「我は領内豊前田川郡今任村の地蔵なり」と告げ姿を消した。後日調べたところ、僧が告げた十輪院のお堂には確かに地蔵菩薩が存在した。』という記述が残されています。

このことから小田原公はこの地蔵の経験利益が広大であることを感じ、精舎を建立し火難消徐、国家安全の道場として、その後小田原公臨検の際には参拝することを定めました。

また十輪院を記すものとして、江戸時代に日本各地を歩いて測量、17年かけて日本の地図を作り上げた人として有名な伊能忠敬の測量日記に「文化9年(1813)7月14日朝少雨止め曇、上今任村枝道原初、下今任村、十輪院にて小休、宝蓋松あり」と、(福岡県史資料第一)と記録が残されています。

数百年を経た古松は道行く旅人に親しまれ、前を流れる小川とともに涼を求める姿は、当時の面影を彷彿とさせるものです。松霊山の山号もこの松になぞらえたものと思われます。

この伊能忠敬の測量日記に記されている宝蓋松は、田川地域の炭鉱閉山に伴う鉱害復旧工事や松くい虫の影響で枯れましたが、2018年5月に伊能忠敬没後200年の記念行事に合わせて2代目宝蓋松が植樹されました。

十輪院の年中行事

≪年間行事≫
1月1日 : 新年初護摩祈願
2月3日 : 節分星供養大祭
3月最終日曜日 : 大任順拝
4月第1日曜日より : 田川四国順拝
5月中旬 : 春期法要 塔婆供養、法話
8月24日 : 本尊鎮火地蔵尊大祭 塔婆・灯篭供養、法話、精霊流し
10月第1日曜より : 田川四国順拝
10月第3日曜 : 大任順拝
10月中旬 : 秋期法要 塔婆供養、法話(本山布教師)

≪毎月の行事≫
護摩祈願 : 1日10時より
ご詠歌教室 : 1日午後1時より
華道高野山 : 生徒さんの都合に合わせて
写経会 : 最終日曜日午前10時より(昼食は精進料理)

*どなたでも参加は自由です。各行事の時間はお問い合わせください。

「十輪院(下今任)」の住所・交通アクセス・営業時間・公式サイト

住所〒824-0511 福岡県田川郡大任町今任原2590
連絡先0947-63-2048
駐車場駐車場あり
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